日本体育科教育学会

体育・スポーツ・健康科学 学術フォーラム開催のお知らせ

  -- 24/05/07..No.[232]

日本スポーツ体育健康科学学術連合より、日本体育・スポーツ・健康学会/日本スポーツ体育健康科学学術連合共催企画「体育・スポーツ・健康科学 学術フォーラム」の開催について案内がございましたのでお知らせいたします。

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■催事名 :体育・スポーツ・健康科学 学術フォーラム
■日  時:2024年6月15日(土)13時〜16時30分
■開催形式:ハイブリッド形式 
 対面会場:明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー 1032教室
■参加費 :無料
■定  員:500名


[メインテーマ]
スポーツにおける「公正」と「自立」の同時達成はいかに可能か?
 〜スポーツ権の「これまで」と「これから」〜


【趣旨】
 「スポーツを通じた幸福の追求」を全ての人々の権利としたスポーツ基本法成立から既に
13年が過ぎた。ユネスコの「体育およびスポーツに関する国際憲章(1978)」から遅れるこ
と実に30年を超えた法の成立であったが、わが国のスポーツ・プロモーションにとって大
きな画期であったことに変わりはない。その後、スポーツに関する施策の総合的な推進を図
ることを目的としたスポーツ庁の設置(2015)、スポーツ基本計画の策定(第1期2014、第
2期2017、第3期2022)、各種ガイドラインの策定など、中央政府主導によるトップダウ
ンの大胆なスポーツ改革が進められてきた。
 そうした諸政策のアウトカム指標とされる金メダル数・メダル総数は、東京2020大会に
おいて飛躍的な増加を果たしたものの、もう一つの数値目標であるスポーツ実施率につい
ては、新型コロナ感染症の影響もあり、近年は減少傾向にある。また、「日本再興戦略2016―
第4次産業革命に向けて―」以降、急速に加速化するスポーツの成長産業化、すなわち経済
成長戦略としての民営化路線については、スポーツの市場規模拡大をもたらす一方で格差・
貧困や差別・排除といった社会病理が顕在化する現代社会の下では、スポーツ・アクセスへ
の「公正さ」を侵しかねない。近年、多くの社会的関心を集めている「部活動の縮小・廃止」
政策についても同様の危惧を抱かざるを得ない。
 そもそも、体育・スポーツ・健康科学のコミュニティでは、「文化としてのスポーツ」や
「権利としてのスポーツ」という用語が頻繁に使用されてきたものの、その内実についてど
れほど研究者たちに共有されているのであろうか。本シンポジウムでは、文化権としてのス
ポーツ権の意味と意義を共有し、国際社会における権利保障のあゆみに学びながら、スポー
ツにおける「公正」と「自立」の同時達成を遂げるための課題と方向性について議論を深め
たい。


■プログラム
 開会挨拶 來田 享子(中京大学教授/JSPEHSS会長)

◆報告 「社会参加につながるスポーツのあり方」 
 第25期日本学術会議健康・スポーツ科学分科会(第二部会員)
 宮地 元彦(早稲田大学教授)
 
◆シンポジウム 
 スポーツにおける「公正」と「自立」の同時達成はいかに可能か?
 〜スポーツ権の「これまで」と「これから」〜

□文化権としてのスポーツ権とは何か?
 中村 美帆(青山学院大学准教授) 
□世界のスポーツ権保障 
 日比野 暢子(桐蔭横浜大学教授)
□スポーツのソーシャル・ガバナンスを構想する
 〜スポーツ界の自立に向けて〜
 笠野 英弘(山梨学院大学教授)
□健康格差と体育・スポーツの推進策
 岡崎 勝博(元東海大学教授)

指定討論者:菊 幸一(国士舘大学特任教授/JAASPEHS代表)
コーディネーター:清水 紀宏(筑波大学教授/JSPEHSS副会長)

閉会挨拶 岡出 美則(日本体育大学教授/JAASPEHS副代表)

■フライヤー並びに詳細は以下学会HPを御覧ください。
https://taiiku-gakkai.or.jp/news/10476

■お申込みはこちら (お申込〆切 2024年6月7日(金)17時00分)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe8VPxD3KrP_3qKH1YG6bCrKpeJpBc7rKNvttt74UFkoMpnsQ/viewform

■フライヤー
http://jsppe.gr.jp/dl/240615.pdf

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